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成島焼の大徳利です。どっしりと重厚感のある立派な徳利です、胴中央部に焼成時に出来たと思われる窯キズがあります、その他釉剥がれや気泡跡(気泡跡が白っぽく見える部分もあり)、経年による細かな線キズもあります。故に完璧を求める方や神経質な方はご遠慮ください。
成島焼とは山形県の焼き物で、天明元年(1781年)米沢藩藩主 上杉鷹山公が藩の財政を支えるための殖産興業の一環として米沢市成島の地に窯を築かせたのが始まりと言われています。藩の御扶持方(おふちかた)であった相良清左ヱ門厚忠(さがらせいざえもんあつただ)は相馬焼に学びその技術を伝承しました。(こちらの徳利も高台部分に相馬の名残を感じます)
成島焼の特徴は、鉄釉に灰釉を二重がけするなまこ釉です。その名前は海にいる海鼠(なまこ)に由来しており、中国や朝鮮より伝わったとされ、佐賀県の唐津焼などでも知られる古い技法です。福島の会津本郷焼や、秋田の楢岡焼があり、東北各地にも伝承されています。中でも米沢の成島焼は青みが強く、主に日用品雑器を中心とした水がめ、片口、平鉢、飯鉢など、藩内の需要に合わせ制作されました。
成島焼は明治末まで窯が続いていましたが、鉄道の普及により安価で良質な瀬戸物に押され、次第に需要が減り途絶える事となります。
大きさ→高さ約37,5cm
即購入された方は納得の上購入されたと認識しますので購入後に「思っていたのと違う」等無きようしっかりと写真を見てからご購入下さい。
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